前田研究室では、光化学、触媒化学、材料化学、電気化学を基盤として、水を分解して水素と酸素を製造する半導体光触媒、二酸化炭素固定化のための金属錯体/半導体ハイブリッド型光触媒、及びそれらに関連する化学を研究しています。これにより太陽光の化学エネルギーへの高効率変換を目指します。グループのモットーは、好奇心の赴くまま、楽しく研究することです。
研究室配属希望の学生の皆さんへ
当研究室は、さまざまなバックグラウンドをもつ学生さんの参画を歓迎します。
学内、学外の学生さんの研究室訪問・見学・進学相談(修士・博士)を随時受け付けています。
見学・面談等を希望される方は、Eメールで前田(maeda@)にご連絡ください。
(@以下はchem.sci.isct.ac.jp)
Members
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Research
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Publications
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Invited lectures
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2025/12/6
D1山本くんの論文が ACS Catal.誌に掲載。色素増感型光触媒の光増感剤にオスミウム錯体を用いることで、従来利用できなかった長波長の可視光が利用可能に。これによって、太陽光のエネルギーから水素を生成する際のエネルギー変換効率を従来の約2倍まで高めることに成功しました。さらには、過渡吸収分光を用いて色素増感型光触媒における詳細なキャリアダイナミクスも解明しました。Tom Mallouk先生(ペンシルベニア大)、恩田先生(九大)との共同研究成果です。論文はオープンアクセスで公開中です。
2025/12/4
無機材料の新潮流「超セラミックス」の教科書が出版されます。
2025/11/27
M2原田くんが第15回 CSJ 化学フェスタ2025「優秀ポスター発表賞」を受賞。
2025/11/25
D3土角くんの論文がInorg. Chem.誌に掲載。層状酸窒化物のトポケミカル合成における前駆体の最適化により、高い水素生成光触媒活性を得ることに成功しました。
2025/11/7
D2 Liuさんの論文がNanoscale Horizons誌に掲載。水の可視光酸化反応に活性なN,F共ドープルチル型酸化チタンをトポケミカル反応を活用して合成。前駆体の適切な選定と合成条件の最適化によりメソポーラス状のN,F共ドープルチル型酸化チタンを得て、光触媒反応の高速化を実現しました。野澤先生(高エネ研)、佐伯先生(阪大)との共同研究成果です。
2025/10/1
D2山本くんが日本学術振興会特別研究員DC2に内定。
2025/9/29
M2原田くんの論文がJ. Mater. Chem. A誌に掲載。異なる14種の酸化チタンを使って色素増感型水素生成系を組み、光触媒活性に与える影響を順・逆方向の電子移動と色素の凝集状態の観点から明らかにしました。Tom Mallouk先生(ペンシルベニア大)との共同研究成果です。論文はオープンアクセスで公開中です。Journal back coverにも選出されました。
2025/8/27
(株)三菱電機との共同研究成果がAdv. Energy Sustainability Res.誌に掲載(オープンアクセス)。二酸化炭素還元に活性なRu錯体/窒化炭素複合光触媒が薄膜系でも機能することを実証しました。論文はオープンアクセスで公開中です。→ Science Tokyoニュース
2025/8/8
M1 Yura Jangさんが第14回 JACI/GSCシンポジウム GCSポスター賞を受賞。
2025/7/18
Zn系の分子複合アニオン化合物を触媒による二酸化炭素還元の論文がDalton Trans.誌の複合アニオン特集号に掲載。酸化亜鉛や硝酸亜鉛といった単アニオン化合物には無い触媒機能がアニオン複合化により生じることを明らかにしました。
2025/7/16
フタロシアニン錯体とポリマー状窒化炭素のハイブリッド光触媒による二酸化炭素還元の論文がCatal. Sci. Technol.誌に速報として掲載。予想された一酸化炭素だけでなく、8電子還元によりメタンも生成するという意外な結果を得ました。Tarsus大学(トルコ)のMine Ince先生との共同研究成果です。
2025/7/9
M2植木くんの論文がACS Catal.誌に掲載。可視光応答型のPb-Ti酸フッ化物光触媒をナノ粒子化して、水素生成と二酸化炭素変換の反応効率を大幅に向上させることに成功。類似の酸ハライド系光触媒の中で世界最高性能を記録しました。論文はオープンアクセスで公開中です。
2025/5/12
酸フッ化物をアノードにした水分解に関するレビュー論文がJ. Asian Ceram. Soc.誌に掲載。論文はオープンアクセスで公開中です。
2025/4/18
複合アニオン化合物や超セラミックスを用いた小分子変換反応に関するPerspectiveがACS Appl. Mater. Interfaces誌に掲載。辻先生(九大)、田中先生(関西学院大)、陰山先生(京大)との共著で、論文はオープンアクセスで公開中です。
2025/4/3
研究室メンバー情報を更新。安くん、高木くんがそれぞれ博士、修士課程を修了。新たにM1棈木くん、田中くん、B4齋藤くんが配属。
2025/3/15
D2土角くんの論文がACS Appl. Energy Mater.誌に掲載。二次元層状酸窒化物光触媒に対する金属カチオンドーピングがもたらす効果を多彩な解析手段で明らかにし、同種物質系において最高の光触媒性能を実現しました。論文はオープンアスクセスにて公開中です。
2024/12/17
卒業生水落くんが第41回井上研究奨励賞を受賞。
2024/12/7
D2田中くんの論文がACS Catal.誌に掲載。二酸化炭素還元に活性なRu-Re錯体/TiO2/窒化炭素ハイブリッド光触媒に対して長波長可視光を吸収可能なOs錯体を添加することで、反応の高速化と高耐久化が可能となることを示しました。論文はオープンアスクセスにて公開中です。
2024/12/2
D2土角くんが第14回 CSJ 化学フェスタ2024「優秀ポスター発表賞」を受賞。
2024/12/1
M2仲田くんの論文がSustainable Energy Fuels誌に掲載。二酸化炭素還元に活性なRu(II)錯体/Ag/窒化炭素ハイブリッド光触媒の光強度依存性を調べ、高性能化に向けた指針を明らかにしました。Guigang Zhang先生(福州大)との共同研究成果です。論文はオープンアスクセスにて公開中です。
2024/11/28
ホームページアドレスが
https://www.maeda.chem.sci.isct.ac.jp/
に変更になりました。ブックマークしてくださっている方におかれましては、お手数ですが変更をお願いいたします。
2024/11/22
エネルギー・情報コースの修博中間発表会「エネルギーイノベーション協創プロジェクト」にてD1小野寺くん、M1植木くんがStudent Awardを受賞。
| Pacifichem 2025 (Symposium #CES031) | |
| 日時 | 2025/12/16, 10:35-11:00 |
| 題目 | Water splitting and carbon dioxide conversion by anion-controlled inorganic solids |
| 会場 | Honolulu, US |
| The 2nd RIST Symposium on Carbon Value Science & Technology | |
| 日時 | 2026/3/9-12, 詳細未定 |
| 題目 | TBA |
| 会場 | 東京理科大学 |
| Japan-Korea Rigaku International Workshop for Materials Science in Wakayama 2026 | |
| 日時 | 2026/3/26-28, 詳細未定 |
| 題目 | TBA |
| 会場 | 和歌山大学等 |
| IPS-25 | |
| 日時 | 2026/7/12-17, 詳細未定 |
| 題目 | TBA |
| 会場 | Seoul, Korea |